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fdc_100; First day cover, dick Bruna
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ナインチェとディック・ブルーナ
作者のブルーナは元々、抽象美術運動のオランダの芸術派「デ・ステイル」の傾向を色濃く受け、単純明快な色とデザインによる書籍装丁などを手がけるデザイナーであった。そして、当時は写実的な絵柄作りが当然とされていた絵本の挿し絵に、自分のデザインと同様の、単純で抽象化された線と原色の色遣いとを用いる手法を持ち込み、擬人化された子ウサギの主人公たちの日常を描写した新しいタイプの絵本を書き上げた。ブルーナはその主人公に、「ウサギ」を意味するオランダ語 konijn に接尾語 -tje (小さく愛らしいもの)を付けるなどして、 nijntje という名前を与えた。これが、ナインチェの誕生である。
呼び名 - うさこちゃんとミッフィーと
日本でナインチェは、母国と同じ呼ばれ方をすることはまず無く、以下のいずれかの名で呼ばれる。
「うさこちゃん」
福音館書店刊行分など
初出:1963年
訳者石井桃子による訳語に始まる
「ミッフィー」
講談社刊行分など
初出:1970年代(日本では1979年)
原典:英語訳の際に付けられた英米風の名前
ナインチェの絵本は世界約40ヶ国語に翻訳されて親しまれているが、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクではオリジナル名であるナインチェの名前で発行されている。ミッフィー Miffy とは英語及び英語からの訳による版で見られる名前である。ただし英語での展開の広さ、日本では講談社による販路の大きさや出版媒体の多彩さから、こちらの名前の方が広く普及している。ブルーナ自身もナインチェが「ミッフィー」として認知されている現状を肯定している(話によれば、最初の英訳時にブルーナとイギリスの翻訳者が直接協議した)、と言われる。
日本では、1970年代頃の生まれを境に、「うさこちゃん」の方が馴染み深い層と「ミッフィー」がより身近である層とに分かれるという見方もある。
2005年4月現在、日本での絵本のタイトル数は「うさこちゃん」が14冊、「ミッフィー」が12冊。売上上位3冊のトータル部数は「うさこちゃん」が537万部、「ミッフィー」が17万5000部と「うさこちゃん」が圧倒するが、キャラクターブームに伴って他業種からキャラクターグッズが相次いで発売され、近年では「ミッフィー」の方が身近になっているといわれる。
ナインチェのプロフィール
ナインチェは、フルネームをナインチェ・プラウス(Nijntje Pluis)という。(プラウスとは「ふわふわ」の意で、合わせてふわふわうさこちゃんとなる)
オランダで最初の絵本が出版された1955年6月21日がナインチェの誕生日になっている。
おとうさん(ふわふわさん)、おかあさん(ふわおくさん)との三人暮らしであり、近くには叔母のふんわりふわこさん(石井桃子らの訳。講談社版ではアリスおばさん)が住んでいる。他に大工仕事が趣味のおじいちゃん、編み物が好きなおばあちゃん(「ミッフィーのおばあちゃん」にて亡くなる)と、パイロットのおじさんがいる。
(スタブ)
ナインチェ・作品一覧
(全て福音館・石井桃子による邦訳分)
ちいさなうさこちゃん
うさこちゃんとうみ
うさこちゃんとどうぶつえん
ゆきのひのうさこちゃん
うさこちゃんとゆうえんち
うさこちゃんのたんじょうび
うさこちゃんひこうきにのる
うさこちゃんのにゅういん
うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん
うさこちゃんがっこうへいく
うさこちゃんおとまりにいく
うさこちゃんとじてんしゃ
2005年、12年ぶりに福音館版の邦訳『うさこちゃんとあかちゃん』と『うさこちゃんのはたけ』が出版された。
企業への起用
協和銀行・あさひ銀行(現りそな銀行)
フジパン
ミサワホーム
王子ネピア 「ネピア」
コダック
日本エアシステム(現日本航空ジャパン)
大阪ガス
ユースキン製薬
外部リンク
The above explanation comes from 出典: フリー百科事典"ウィキペディア"
http://www.nijntje.nl/ ブルーナ自身による公式サイト
http://www.miffy.com/ 英語での公式サイト
http://www.welovemiffy.com/ 日本のファンによるサイト