商品コード: N-leli-002 - 切手ユリ lilies 完全セット/様々な大ぞろいのセットシート ー 小売価格 ¥650
[GO TO Nature Index
P1 |
P2 |
P3 |
P4 |
P5 |
P6 |
P7 |
P8 |
P9 |
Previous Page |
Next Page]
[Nature's Greens and Flowers みどりと花
Page 1 |
Page 2 |
Previous Page |
Next Page]
[Flowers; お花
Previous Page |
Index |
Next Page]
[
ユリ; Previous Page |
Index]
N-leli-002lilies,
ユリ, complete set, セット
アジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯かけて広く分布しており、原種は100種以上を数える。
代表的な種に、ヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがある。また、ウバユリ属のウバユリ、バイモ属のクロユリ(どちらもユリ科)などもユリの名で呼ばれる。
ヤマユリ、コオニユリ、オニユリの3種はその鱗茎(ゆりね)を食用とするため栽培されている。
属名のLiliumは、ケルト語で「白い」= li、「花」= liumの意味とされる。
文化の中のユリ
西洋でのユリ
ユリは聖書にしばしば登場する花のひとつである。新約聖書では「ソロモンの栄華もユリに如かない」と、繁栄の象徴として用いられる。
キリスト教においては純潔の象徴として用いられ、聖母マリアの象徴として描かれる。天使ガブリエルはしばしばユリの花をたずさえて描かれる。これはガブリエルがマリアに受胎告知を行った天使であることを示す図像学上のしるしである。
ユリの花は「フルール・ドゥ・リス」として歴代のフランス国王の紋章であった。これは青地に金でかかれる。フルール・ドゥ・リスはまたフランス王位を請求していた頃のイングランド国王の紋章にも登場する。また、ボスニア・ヘルツェゴビナでは1998年までの国旗と、現在のボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の国旗・国章にはボシュニャク人のシンボルとしてフルール・ドゥ・リスがあしらわれる。
東洋でのユリ
東洋ではユリは食用や薬用に使用された。
食用
ヤマユリ、コオニユリ、オニユリの3種はその鱗茎(ゆりね)を食用とするため栽培されている。その苦さを除くために、あらかじめ軽く煮る。さつまいもきんとんや、茶碗蒸しに用いる。
薬用
オニユリ、ハカタユリ、その他Lilium属の球根は百合(「びゃくごう」と読む)という生薬である。滋養強壮、利尿、鎮咳などの効果があり、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)などに使われる。
花言葉
ユリ全般:威厳・純潔・無垢
テッポウユリ:あなたは正直・純潔・甘美
オニユリ:愉快・華麗・陽気・富と誇り・賢者
ユリの品種
欧米ではユリの品種改良の歴史は新しく、19世紀に日本や中国からヤマユリやカノコユリなどの原種が紹介されてからである。日本では、江戸時代初期からスカシユリが栽培されてきた。現在ではさまざまな色や形の品種が作り出され、世界中で愛されている。
ユリの園芸品種
1964年に英国王立園芸協会によって定められた園芸分類に基づくと、次のように分類される。 また、これらは交雑親に基づいて分類されているため、花の形などには非常にばらつきがある。
アジアティック・ハイブリッド
アジア原産のユリを中心に交配された品種群でエゾスカシユリ、イワトユリ、ヒメユリ、イトハユリ、マツバユリ、オニユリなどを親とする。丈夫で、栽培も容易。香りはない。また日向を好む。一般的にこのグループはスカシユリと総称されることが多いが、本来のスカシユリの特徴(花弁の基部が細く、間が透けて見える)を持たない物も多い。代表的な品種にエンチャントメント、コネチカットキングなどがある。
マルタゴン・ハイブリッド
マルタゴンリリー、タケシマユリ、クルマユリなどを親とした品種群。 日本では一般的でない。
ロンギフローラム・ハイブリッド
タカサゴユリ
タカサゴユリや日本原産のテッポウユリなどをもとに作られた品種群で、この2種の交雑種は新テッポウユリと呼ばれ、実生1年で開花することから切り花に利用されている。
トランペット・ハイブリッド
中国原産のキカノコユリ、リーガルリリー、ハカタユリなどを中心とした品種群。
オリエンタル・ハイブリッド
ヤマユリ
ヤマユリやカノコユリ、タモトユリなど森林のユリを交配して作られた品種群で日陰を好む。アジアティック・ハイブリッドほど丈夫ではないが、香りのある優雅で華麗な花が魅力である。「カサブランカ」が有名であるが、カサブランカを生み出す交配で主要な役割を果たしたトカラ列島口之島原産のタモトユリは、皮肉なことに自然状態ではほぼ壊滅してしまっている。
その他の交配種群
近年では組織培養などの技術によりLAハイブリッド(ロンギフローラム・ハイブリッドとアジアティック・ハイブリッド)、LOハイブリッド(ロンギフローラム・ハイブリッドとオリエンタル・ハイブリッド)、TOハイブリッド(トランペット・ハイブリッドとオリエンタル・ハイブリッド)などの品種群が作られている。
栽培方法
病気にかかって球根が腐りやすいため排水のよい清潔な土に植えつける。球根の上にも根が出るので地表から最低球根1個分以上は下の土に植える。加湿に弱いので梅雨の時期の病気に気をつける。また極度の乾燥を嫌うので気温が高い時期は気をつける。
増殖には種子をまいて実生を得る。球根の鱗茎を挿す鱗茎挿し。木子ができるものは木子を植えるなどがある。しかしどの方法も栽培して増殖するには時間がかかるので、最近は組織培養して増殖したものも増えてきた。組織培養による増殖では、特に花糸など花器を材料に用いた組織培養は球根を掘る必要がないので、野生の希少種を増殖する場合によく用いられる。
The above explanation comes from 出典: フリー百科事典"ウィキペディア"