sheeps & goats, 羊及びヤギ
Above is just a small part of our gift-packed souvenir stamp-collection;
inquire by email if the picture or subject of your interest is not here: we will be obliged to accomodate your wishes.
ここに掲載の写真は一部のみです。ご希望のジャンル、絵柄などございましたら
お問い合わせください。
家畜としてのヒツジ
未(ひつじ)として十二支の一つに入っているように、中国では8,000年以上前から飼育されていた。毛を刈って衣料に利用する、肉を食用にする、乳を飲用または乳製品への加工に用いるなど、人間はヒツジをさまざまな形で用いてきた。 不眠時「一匹、二匹」と数を数える場合があるが、本来はsheep(ヒツジ)とsleep(睡眠)をかけた一種の駄洒落に由来する。また犬種にShetland Sheepdog(シェットランド・シープドッグ)の様にsheepdogと付くものがあるが、これはヒツジ犬(ヒツジに似た犬)ではなく牧羊犬に適した犬種であることを示している。これらは、英語圏を初めとする欧州地域でものヒツジが比較的身近な家畜である顕著な例でもある。
砂漠や山岳地帯など、さまざまな環境に適応した固有の種がある。
戦前、防寒具の原料を自給するためにと輸入されたのが、日本での本格的なヒツジの飼育のはじめとされている。 ジンギスカン鍋は、毛を刈った後で潰したヒツジの大量の肉を消費する方法として、新しく考案された。
角はオス・メスの両方にあり、メスの角は短くまっすぐだが、オスの角は長くて曲がったり、ねじれたりする。
通常は、150日ぐらいで仔を1頭だけ産むが、2頭あるいは3頭産むときもある。
主要な飼育種
メリノ種:最もポピュラーな品種。スペイン原産であるが、オーストラリアにおいて品種改良されたオーストラリア。メリノ種の羊毛が最高品質とされ、飼育量も多い。
サウスダウン種
リンカーン種
レスター種
ロムニー種
コリデール
羊肉の利用
羊肉は広い地域で食用とされている。羊の年齢によって、生後1年未満をラム(lamb、子羊肉)・生後2年以上をマトン(mutton)と区別することもある。オセアニアは生後1年以上2年未満をホゲットと区別している。
日本国内では、牛肉、豚肉、鶏肉に比べ、消費量は少なく、ジンギスカン鍋やラムしゃぶ、スペアリブの香草焼きなど特定の料理でのみ使われることが多い。カルニチンを他の食肉よりも豊富に含むことから、体脂肪の消費を助ける食材として食べる機会が若干増えている。
マトンには独特の臭みがある。ラムには臭みが少なく、こちらは日本で近年人気が高まりつつある。マトンの臭みを取り除くには、脂肪をそぎ落とすといいと言われる。脂肪に羊肉特有の臭みが集中するためである。他は、香りの強い香草と共に炒める、牛乳に付けておく等の方法がある。
海外では、飼育が盛んなオーストラリア、ニュージーランドをはじめ、豚肉を避けるイスラム教が広く普及した中東での消費量が多い。東アジアでも、モンゴル、中国西北部などでは、代表的な食肉となっており、さまざまな調理法が用いられている。
羊毛
羊の飼育上もっとも重要な利用対象はメリノ種などから取る羊毛(ウール)である。詳細は羊毛の項目を参照。
羊皮紙
羊皮紙はヒツジの皮を原料とするが、ヤギやウシなど、ヒツジ以外の生き物の皮が使われることも多かった。 中近東や中世の西洋などでは、東洋から製紙の技術が伝播するまで、羊皮紙はパピルス、粘土板と共に、宗教関連の記録や重要な書類の作成に、長い間使用されていた。
ウールオイル(ウールグリース)、ラノリン
羊毛の根元に付着している油分をウールオイルまたはウールグリースという。これを精製したものをラノリンといい化粧品、軟膏の原料にする。
キリスト教とヒツジイメージ
キリスト教では、ヤハウェ(唯一神)やメシア(救世主)に導かれる信徒たちが、しばしば羊飼いに導かれる羊たちになぞらえられる。旧約聖書では、ヤハウェや王が羊飼いに、ユダヤの民が羊の群れにたとえられ(エレミヤ書・エゼキエル書・詩篇等)、新約聖書では、「ルカ福音書」(15章)や「マタイ福音書」(18章)に「迷子の羊と羊飼い」のたとえ話の節がある。「ヨハネ福音書」では、イエスが「私は善き羊飼いである」と語るが、イエス自身も「世の罪を取り除く神の小羊」と呼ばれる(1.29)。
関連項目
未(十二支)
毛糸、ウール
セーター
闘羊
シープドッグ(牧羊犬)
クローン羊のドリー
羊皮紙
世界のめん羊館・めん羊牧場(北海道[士別市])
国内最多の30種のめん羊を飼育する。日本ではここだけでしか見ることのできない珍しい14種類のめん羊もいる。
映画や小説(その他)でのヒツジ
「メリーさんの羊」- アメリカ童謡(Mary Had a Little Lamb)。訳詞は高田三九三。
シートン「動物記」では、峰の主であるオオツノヒツジ「クラッグ」と彼を狙うハンターの交流を扱っている。
映画「ベイブ」とその原作の童話では、主人公の同名の子ブタが牧羊犬コンテストで優勝を目指すほか、母代わりの牧羊犬も脇役として活躍する。
「羊たちの沈黙」 - 原題は「子羊たちの沈黙」の意。
「羊をめぐる冒険」 - 村上春樹著。
The above explanation comes from 出典: フリー百科事典"ウィキペディア"